2024/04/02 11:37
みなさん、ご存知でしょうか?
ギャッベにも色々あることを。。
本物といえるのはイラン(ペルシャ)産だけです。
なぜならイラン(ペルシャ)産ギャッベ以外は、その模倣だからです。
その昔、気候の厳しいザクロス山脈周辺を遊牧していた遊牧民たちの必需品として作られていました。
今回は価格の高いイラン(ペルシャ)産と、価格の安いインド産の決定的な違いについてご説明いたします。
画像を見てください。
イラン(ペルシャ)産

インド産ギャッベ

いかがでしょうか?
見た目にはインド産ギャッベの方が綺麗なんじゃないの?
と思う方がいてもおかしくありません。
イラン(ペルシャ)産の方がざっくりしていて、インド産の方が目が細かいように見えますね!
でも!見た目に騙されてはいけません。
イラン(ペルシャ)産

イラン(ペルシャ)産のギャッベは経糸(画像では横向いてますが)にパイル糸がしっかり回っていますね。
インド産ギャッベ

インド産は経糸にUの字に引っ掛けているだけです。
引っ張ると抜けます。

抜けた糸

抜けた糸です。
あっさり抜けました。
というわけで、
イラン(ペルシャ)産ギャッベとインド産ギャッベの価格の差は、品質の差であもあるという事がよくわかります。
インド産は、安く、早く生産できますが、長持ちしません。
対して、ペルシャ産はコストが高く、たくさん作るのは大変ですが、ものすごく長持ちします。
因みに、ペルシャ産のウールは、耐摩耗性、起毛力共にとても優れています。
素材、織り、デザイン、全てにおいて優れているので、3000年に渡って人々を魅了し続けているのだろうと私は考えています。
必要以上に長持ちしなくても、おしゃれで安ければ良いという方も、
やっぱり、本物といえるものを長く愛用したいというのも、
どちらも人それぞれの考え方ですが、
私の取り扱うお品物は、良い物を末永く愛用したいというお客様にご紹介したいアイテムです。